私がコスメフリークになってから気付いたら10年経っていた。で、ちょっと自分のコスメフリーク遍歴を辿ってみた。
本格的にコスメに凝りだしたのは20歳前ぐらいだったかなー。それまではコスメは安い物中心(貧乏だったしコスメよりCDにお金掛けたかったのよ)、ブランド物は母からのお下がりか、学校近くにあった今は亡き城南電気(覚えてますか?あの名物社長がいたとこです)で購入してました。ファンデも2,000円程度の安いパウダリーを使ってたんだけど、しょっちゅうケースごと落として割っていた。それでふと「ちょっと高いファンデを買ってみれば大事に扱って、落としたりしなくなるんじゃないだろうか」と思い付き、何にしようか悩んだ挙句「ファンデは肌全体に使う物なんだからスキンケアに強いメーカーの物がいいかも」と乏しい知識で選んだのがクラランス。カウンターデビューはクラランスでございました。そしたらやっぱり安いファンデとは雲泥の差!こんなに違う物なのかと感動し、スキンケア類も徐々にクラランスで揃えていった。
そしてスーパーモデルブームの時代到来。母が買ってくるJJ(マジです)にスーパーモデルの愛用コスメとかが紹介されているのを見てコスメへの興味がどんどん過熱していった。中でもあの時代を象徴するのがM・A・C。日本未発売と聞くとますます欲しくなり、町田で売られていたリップ(TWIGという色でした)を購入。バカ高かった事を覚えています。そしてハワイに行ってはM・A・Cを中心にNARS、Stila、HARD CANDY、ローラ・メルシェ、BODY&SOUL、NYシャネル等を買い漁っていました。溺愛していたシャネルに本格的にハマったのはやっぱりルージュヌワールの頃ですかね。あー懐かしい。コスメブームもこの頃からですかね。コスメ自体が進化し面白い物になっていってた。
しかし懐かしがってばかりもいられないのがこの時期。それまで特に悩みの無かった肌に大トラブル勃発。所謂アダルトニキビというやつです。原因は分かりきってます。学校の勉強が忙しく平日の平均睡眠時間は3〜4時間程度。その不規則な生活が原因です。それからますますスキンケアにのめり込み、色んな物を片っ端から試しましたが一向に改善せず。皮膚科に行ってもサプリ飲んでも生活改善してもダメ。家族にはコスメが合わないか使い過ぎが原因では?と言われていたけどそうではないことは自分が一番良く分かっていたので頑なに否定。その頃発売されたアユーラのADアクネシリーズも使ってみましたが良くも悪くもならず。コンシーラーでニキビ隠すのに必死でしたね。メイクの腕や知識は上がったけど、肌に自信の持てない暗黒時代だった。
社会人になっても相変わらず。というかまとまった収入を得るようになってフリーク振りは更にヒートアップ。シャネルを筆頭にYSL、ゲラン、ヘレナ、ランコムオリジンズニナリッチ外資中心に相当買い捲っていた。月のコスメ代は多分平均10万ぐらいだったと思う。スキンケアはヘレナやランコムあたりのロレアル系、メイクはシャネル中心という感じだったかな。しかしニキビはちっとも良くならず既に諦めモードだった。過度なコスメフリークでニキビ肌に悩む。20代前半はそんな感じ。
しかし25歳で結婚、妊娠すると状況は一変。ニキビが嘘のように消えたのだ。明らかにホルモンバランスが整ったせいだろう。クレーター状のニキビ跡は未だに残っているけれど、この頃からコンシーラーを使わなくなった(笑)。スッピンで出歩くのも平気になったし。これでニキビを気にせずメイクもスキンケアも存分に楽しめるわーと思ったのも束の間、もう独身ではないのでコスメにお金が掛けられなくなり、おまけに妊婦。大人しくならざるを得ない状況だったわけです。皮肉なもんですね。デパートにもなかなか行けませんからね、カウンターに電話して代引きで配送してもらうかネットショップを利用するか近所のDSで済ませるかの選択しかなかった。この頃から国産にも目を向けるように。
そして今の住まいに引越し、最寄の駅前にある化粧品店にお世話になるようになった。それ以来アルビオン系にどっぷりハマる。スキコンは勿論、イグニスシリーズ、コルセスのライン、エレガンス、今使用しているものの大半はここで買った物だ。メイクならコスメデコルテやエレガンスが多いかな。散々フリークして来てある程度コスメを見る目が養われた今、買う物はじっくり吟味して必要な物を厳選するようにしています。20代前半は勉強期間だったと考えて自分を納得させてます(それにしても高い授業料だけどな!)。そして美容と健康という観点からコスメばかりに偏るのは止めて、体の内側にも目を向けもっとバランスの取れた美しさを目指したいと考えるようにもなりました。又、肌や身体等の外見だけでなく、色んな意味で精神的にも美しくありたいと願う今日この頃。美しい生活を送れる人になりたいです。
・・・そんな感じで現在に至ります。